コンパクトな住宅でシンプルライフを実現！低コストハイクオリティの秘密

コンパクトな住宅って？

コンパクトな住宅とは一体どういったものなのでしょうか。ここでは、最近人気を集めているコンパクトな住宅の特徴についてご紹介します。

そもそもコンパクトな住宅とは？

コンパクトな住宅というのは、その名前の通り、小さくてシンプルな住宅のことをさします。具体的な大きさの定義というものはありませんが、基本的には30坪程度の狭小地のことをさすケースが多く、都会などの土地が少ない場所でとくに人気を集めています。似たような言葉として、タイニーハウスがありますが、こちらはアメリカ発祥の小さな機能的な家という意味で使われていることが多いようです。

コンパクトな住宅の間取りは？

30坪程度のコンパクトな住宅といっても、なかなかどの程度の大きさか想像ができないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際の間取り例を簡単にご紹介します。まずは、2階立てのコンパクトな住宅です。1階には、17畳の広々としたリビング・ダイニング・キッチン、さらに浴室や洗面所を配置します。2階には、6畳の洋室が3部屋とバルコニーという間取りになります。収納スペースもたっぷりとあるため、家族で暮らしてもそこまで距離が気にならない大きさであることが理解いただけたでしょうか。

また、よりシンプルな暮らしを求めている方は、平家にしてしまうのもおすすめです。平家であれば、22畳のリビング・ダイニング・キッチンに、寝室として使える6畳の洋室、物置や仕事場として使える小さな4畳の洋室、水回りという間取りになります。1人暮らしの方はもちろん、バリアフリーを希望する夫婦からも人気の間取りとなっています。

コンパクトな住宅の魅力

コンパクトな住宅は、よりミニマル・シンプルに暮らしたいという方から高い人気を集めています。ここでは、さまざまな観点からコンパクトな住宅の魅力を見ていきましょう。

価格をおさえられる

コンパクトな住宅の大きな魅力としては、コストをおさえられるという点があげられます。なぜなら、小さい土地であればあるほど土地の価格が安い上に、小さくてシンプルな家であれば建築にかかる費用もおさえられるからです。また、30坪以下の住宅であれば、「小規模住宅用地」に該当することから、固定資産税や都市計画税が軽減されるというメリットもあります。

さらに、コンパクトな住宅であればあるほど、光熱費や維持管理にかかるお金も当然少なくて済むでしょう。このように、コンパクトな住宅の魅力としては、家を建てるためにかかる費用と維持費の両方を節約できるという点にあります。

暮らしやすい

コンパクトな住宅は、意外にも住み心地のよさという面でも高い支持を受けています。とくに、水回りなどの生活に欠かせない設備がまとまっていることから、暮らしやすい生活導線を確保できるのが魅力となっています。お掃除や洗濯などの家事の負担を最小限にしたいという方におすすめです。

より良い住環境を確保できる

とくに大都市の場合には、駅近のような便利な場所は、広い土地がない上に土地価格もグッと高くなります。そんな時には、コンパクトな住宅にすることで、駅近や学校の近くなど、より便利で暮らしやすい住環境を確保できます。また、コンパクトな住宅であれば、お庭やウッドデッキ、駐車場などのスペースも確保しやすくなるでしょう。

コンパクトな住宅の弱点は？

メリットの多いコンパクトな住宅ですが、実はいくつかの弱点も存在します。デメリットも加味した上で、総合的に判断することが大切です。

家族が増えると対応しづらい

コンパクトな住宅は、シングルの方やパートナーと暮らしている方から人気を集めていますが、もちろん子どものいらっしゃる家族でも充分にゆとりを持って暮らしていただけます。しかし、5人以上で暮らすとなると、やはりスペースが足りなくなってしまう可能性が出てくるでしょう。また、家族が増えると、距離感が保てずストレスに感じてしまう可能性もあります。限られた空間をしっかりと活用するためにも、コンパクトな住宅を得意としている建築会社に相談することが大切です。

間取りや周辺環境の確認が必須

大きさが限られているということは、間取りにも制限が出てきてしまうということでもあります。とくに、周辺の家との距離が極端に近くなってしまったり、日当たりが悪くなってしまったりという問題が起きてしまう可能性もあるでしょう。事前にしっかりとその土地の周辺の環境を確認することが大切となります。

まとめ