屋根断熱とは？メリット・デメリットや天井断熱との違いをまとめて解説 | 群馬県前橋市・高崎市・渋川市で新築・注文住宅のことなら

家づくり中の人や、検討している人は家を建てるときの断熱・気密の大切さについてすでにご存じの人も多いと思います。しかし、床や壁、窓やドアなどの断熱性だけでなく、屋根の断熱までしっかり検討していますでしょうか。

屋根の断熱って何？と全く知らない人はもちろん、何となく聞いたことはあるけれど効果や重要性はわからないという人もいると思います。そこで今回の記事では、屋根断熱について徹底的に解説していきたいと思います！

家づくり中の人はもちろん、検討中の人、屋根断熱について知りたいという人は是非今回の記事を参考にしてくださいね。

屋根断熱とは？施工方法

屋根断熱とは、その名の通り屋根に断熱工事を施し、家の断熱性を高める方法です。屋根断熱には内張り断熱（充填断熱）と外張り断熱という2つの施工方法があります。2つの屋根断熱方法は、採用素材や施工方法まで大きく異なるので、屋根断熱を検討する際はどちらにするかをまず考えておきましょう。

	内張り断熱（充填断熱）	有名窓断熱商品
素材	発泡プラスチック系繊維系	発泡プラスチック系
施工方法	壁や天井の中に断熱材を充填する	構造体の外側に断熱材を張り付ける
特徴	最も一般的な屋根断熱工法採用できる断熱材の自由度は増すが、外断熱と比べると断熱性と気密性は低くなる	高い断熱性と気密性採用できる断熱材には制限がある

内張り断熱（充填断熱）と外張り断熱、どちらもメリット・デメリットがあり、どちらのほうが良いのかと一概には言えません。自分で調べることはもちろん、メーカーや工務店としっかり相談し決めていくことが大切です。

屋根断熱を採用するときは、通期構造も並行して考えていかなければならないのです。屋根断熱における通期構造とは、屋根にたまった熱（空気）を外へ排出する構造を指します。

屋根断熱と通期構造をしっかりしておかないと、熱を吸収し発生した湿気の行き場がなくなり断熱性能を低下させてしまうのです。屋根断熱と通期構造はセットで考えられていることがほとんどですが、住宅を建てる際は自分でもしっかり確認してから施工に移るとより安心できるでしょう。

屋根断熱の大きなメリットは、家全体の断熱性能を高められるということはもちろん、屋根の下まで余すことなく空間を使えるということでしょう。

近年、住宅を隅々まで無駄なく使う間取りが増え、ロフトや吹き抜けを採用する家庭も増えてきました。屋根断熱であれば、屋根で外気をブロックするため天井部分まで余すことなく空間を使えるだけでなく、ロフト部分などまでしっかり断熱効果を実感することができるのです。

一方で屋根断熱のデメリットは、ロフトや吹き抜けを採用することで冷暖房の効きが悪くなってしまう可能性があること。そして、天井断熱より屋根断熱のほうが必要な断熱材の量が増えるため初期費用がプラスされてしまうということでしょう。

しかし、施工方法や素材によっても費用が異なりますが、その後つづく毎日の暮らし安さや総合的なランニングコストを考えると決して高すぎる投資ではないでしょう。

屋根断熱と混同されやすいのが、天井断熱です。屋根断熱はその名の通り屋根で断熱を行います。

一方で、天井断熱は天井に入っている仕上げ材の上に断熱材が入っている状態をさします。ロフトや吹き抜けにせず天井をつくり、まっすぐと、そしてしっかりとした厚みをもって断熱材をいれることができるので、冷暖房の効きは良くなります。

屋根断熱と天井断熱の併用は可能ですが、天井裏には空気や熱気がこもりやすくなってしまうため注意が必要です。

また天井裏に空気がこもった状態になり放置すると、天井裏に結露が発生したり熱気が溜まったりすることで、かえって断熱性能を落とす可能性もあります。屋根断熱と天井断熱の併用をする際はメーカーや工務店と相談し、ミスの無いようにプランを考えていきましょう。

既にお住まいの住宅に、屋根断熱を追加したい！と思ったときにDIYができるのでしょうか。結論からいうと、屋根断熱ではなく屋根裏（天井）の断熱は、DIYで施工することができます。湿気対策のために防湿フィルムを張ってから、断熱材を隙間なく強いていけば完成です。

しかし、屋根の形に添った屋根断熱は、DIYでは難しいでしょう。そのため、既存住宅にお住まいの人は、DIＹではなくリフォームを検討してみてください。

今回の記事では、屋根断熱について徹底的に解説してきました。屋根断熱は、家全体の断熱性能を高める重要なポイントです。しかし、施工時には注意しなければいけない点もあるため、家づくりをするときはしっかりメーカーや工務店と相談して決めていきましょう。

群馬県渋川市周辺で屋根断熱を施した住宅を検討中の人や、断熱性能の高い家を建てたいと考えている人は建築工房アイにご相談ください。建築工房アイでは、アメリカでは最高の断熱材とも言われているセルロースを専用の装置を用いて壁の中や屋根裏に施工する、セルロース断熱の家作りも行っております。

また湿気を吸収するため、結露も発生しにくく過ごしやすい家になります。ただ家を作るのではなく、家作りを通じてお客様の健康や笑顔を生み出すお手伝いをするために、お客様ひとり一人に寄り添い、ピッタリの家を提案させて頂きます。