春夏秋冬と四季がある日本では、冬の寒さに備えておこうと考えて家づくりをする人が大半でしょう。自分や家族が快適に暮らすためにも、冬でも少しでも暖かく快適に過ごせる家であることに越したことはありません。
しかし、実際に「暖かい家」というのは、どんな特徴がありどんな工夫が施されているものなのかよくわからない場合も多いです。
今回の記事では、暖かい家とはどんな家なのか、その特徴や、暖かい家を実現するためのアイデアをまとめて詳しく解説していきたいと思います。マイホーム検討中の人は、是非今回の記事を参考に暖かい家を叶えてくださいね！
暖かい家の特徴とは
暖かい家とは、冬場や寒暖差の大きい朝晩でも寒さを感じにくく暖かい空間を保つことができる家です。暖房器具をつけていれば暖かいでしょうと思いますが、実は家の特徴によって暖房の効き目や、そもそもの暖かさの感じ方まで大きく変わってくるのです。では、実際に「暖かい」と感じる家にはどんな特徴があるのかをまず見ていきましょう。
【暖かい家の特徴】
・断熱性能が高い
・気密性能が高い
暖かい家は、現代よく耳にする「高気密高断熱住宅」であることが多いのです。断熱性と気密性が暖かい家にどのように影響しているのか詳しく解説していきたいと思います。
断熱性能が高い
暖かい家の特徴としてまずあげられるのが、家全体の断熱性能の高さです。断熱とは、その名の通り「熱」を「断つ」ということです。夏の暑い日に外気の熱が侵入するのを抑えることはもちろん、寒い冬に暖かい室温を外に漏れないようにするという役割があります。
つまり、断熱性能が高ければ夏は外の猛暑より涼しく、冬は心身ともに冷え込む外気に比べ家に一歩入れば暖房をつけていなくとも暖かみを感じられる、そんな暮らしやすい家になるということなのです。
壁や床、天井や屋根に断熱材をいれることはもちろん、窓やドアなど開口部も断熱性の高いものにするなどあらゆる方面から断熱性は高めることができます。断熱材だけ入れておけばいいと安易に考えていると、窓やドア付近はほかの場所と比べて寒いと感じてしまう原因になるので注意してください。
気密性能が高い
暖かい家の特徴2つめは、気密性です。高気密高断熱住宅という言葉が広まっている通り、断熱だけでなく気密性も重視されています。
気密性が高いということは、家に隙間がほとんどないということです。隙間風が入ってくると、暖房をつけていたとしても家の中が寒いと感じてしまいます。さらに、せっかくつけた暖房の暖かい空気も、隙間から外に漏れだしていってしまうのでいつまでたっても部屋が暖まりません。そのため、暖かい家を実現するには気密性も重要なのです。
暖かい家を叶えるアイデア
実際に暖かい家にするにはどうしたらいいのか、暖かい家を実現するためのアイデアをいくつかご紹介します。
【暖かい家を叶えるアイデア】
・断熱性・気密性を高める
・全館空調システムを採用する
・間取りをシンプルにする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
断熱性・気密性を高める
暖かい家の特徴は高気密高断熱です。そのため、断熱性と気密性を高めた家づくりをしていくのはマストです。断熱と気密、どちらか一方だけではうまく暖かい家を実現する効果を発揮できません。暖かい家にしたい！と思う時は、断熱・気密どちらも合わせて考えていきましょう。
全館空調システムを採用する
暖かい家を望む場合は全館空調システムの採用もおすすめです。全館空調システムとは、その名の通り家全体を24時間換気してくれるシステムのことです。高気密高断熱住宅では空気の循環が悪くなりやすいので、換気性能はとても重要です。
しかしそれだけでなく、全館空調システムはお風呂場や廊下、玄関など暖房機器がついていない場所でも暖めることができるのです。家中のどこにいても暖かい家にしたい場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
間取りをシンプルにする
吹き抜けなどもつくらず間取りをシンプルに、広く大きく開けた空間を作らないようにすると、より家の中を均一に暖めることができます。大きな空間を作ってしまうと、どうしても暖房機器から離れたところは寒いなどムラができてしまいやすいのです。吹き抜けをつくるときなども、シーリングファンをつけるなど空気の循環ができるように意識した工夫が必要です。
暖かい家の特徴は高気密・高断熱
この記事では、暖かい家とはどんな家なのか、その特徴や、暖かい家を実現するためのアイデアをまとめて詳しく解説してきました。暖かい家の特徴として挙げられるのは、高気密・高断熱であるということ。両者を同時に考えていくのはもちろん、間取りや換気システムも合わせていくことでより暖かい家を実現できるでしょう。
群馬県渋川市付近で暖かい家を建てたいと考えている人は建築工房アイにご相談ください。断熱・気密はもちろん、換気システムや間取りまで満足いただけるようにしっかりとご提案をさせていただきます。
